北極圏の刑務所で獄死したロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは19日、動画で声明を発表した。ロイター通信が伝えた。ユリアさんはプーチン政権が死亡に関与したとの見方を示した上で、ロシア当局が遺族への遺体の返還を拒否していることについて「ノビチョク(猛毒の神経剤)の痕跡が消えるのを待っているのだ」と述べ、時間稼ぎだと批判した。
ナワリヌイ氏の死因について、ナワリヌイ氏の母親らは「突然死症候群」と説明を受けたとされる。だが、ユリアさんは「我々はなぜプーチン(大統領)が殺害したのかを知っている。誰がこの犯罪を、どのように実行したのかを突き止める」と強調。「プーチン氏は単にナワリヌイ氏という人間を殺したのではない。我々の希望や自由、未来を殺したかったのだ」と非難した。
ユリアさんは今後について「私は(夫の)取り組みを続ける。私たちの国のための戦いを続ける」と話し、ロシア国民にも「諦めず、戦い続けよう。私は怖くない。あなたも何も恐れることはない」と呼びかけた。
ノビチョクはロシアのスパイが敵を攻撃する際によく使うとされる。2020年にナワリヌイ氏が襲撃された事件でも使われた疑いが持たれている。
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