比内地鶏家庭で手軽に 「伝説の家政婦・志麻さん」動画で指南
比内地鶏を使った家庭料理を紹介するタサンさん
フランス料理のシェフから料理専門の家政婦に転身し、活動するタサン志麻さん(41)=東京在住=が秋田県特産の比内地鶏を使った家庭料理を紹介する動画撮影が10日、秋田市であった。新型コロナウイルスの影響で、出荷量の6割を占める外食需要が落ち込む比内地鶏の家庭消費拡大を図るため、県が企画した。
タサンさんは料理人経験を生かし、家庭の冷蔵庫にある食材で1週間分の料理を3時間で作る「伝説の家政婦」と呼ばれる。多くのレシピ本を手掛け、ベストセラーにもなっている。
作ったのは「せり塩釜焼き」「鶏肉とキャベツのプレゼ」「鶏あらびきメンチかつ」の3品。塩釜焼きは県産セリを混ぜ込んだ塩で胸肉を包み、蒸し焼きにした。プレゼはもも肉とキャベツ、ニンジンなど野菜の蒸し煮で、比内地鶏のうま味が凝縮されている。
タサンさんは「食材にうま味があるからこそおいしくなる料理。コロナで『おうち時間』が増えた今、ちょっと特別な日に挑戦してほしい」と話した。
調理の様子を収めた動画は来年1月以降、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開するほか、編集して県内の放送局での番組放映を予定する。
県畜産振興課によると、比内地鶏は県内主要業者3社の在庫が11月末現在で47トン。県は来年3月末までに2019年3月末と同程度の29トンにまで減らすことを目指している。
2020年12月12日土曜日
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December 12, 2020 at 11:56AM
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