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ウクライナ、一部のEU加盟国から「二等の扱い」と非難 - AFPBB News

【5月19日 AFP】ウクライナのドミトロ・クレバ(Dmytro Kuleba)外相は19日、同国は欧州連合(EU)の一部加盟国から「二等の扱い」を受けていると非難した。ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は同日、ウクライナのEU加盟を早めることはできないと発言していた。

 クレバ外相は「EUの一部加盟国がこれまで取ってきた戦略的曖昧さという態度は失敗しており、やめるべきだ」とツイッター(Twitter)に投稿。こうした姿勢はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を「大胆にさせただけだ」と指摘した。

 またクレバ氏は、ウクライナに対する「二等の扱い」を非難し、「国民感情を傷つけている」との見方を示した。

 ロシアによる侵攻を受け、ウクライナはEU加盟候補国としての早期認定を要請している。

 しかしドイツのショルツ首相はこの日、ウクライナのEU加盟の「近道はない」と発言し、特別扱いすれば、同様に加盟を希望する西バルカン諸国に対して不公平になると説明した。

 ショルツ氏は「加盟手続きは数か月や数年で済む問題ではない」とした一方で、EUはウクライナを支援するための「迅速かつ現実的な」方法を見いださなければならないと述べた。

 フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領も先に、ウクライナのEU加盟には「数十年」かかるとの考えを示していた。これを受けてウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、「不公平」だと非難した。(c)AFP

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