
【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は10日のビデオ声明で、イランがロシアに供与したドローン(無人機)による攻撃で、南部オデッサ州内で150万人以上が電気を利用できない状況に陥ったと明らかにした。州都のオデッサ市によると、9日夜に電力インフラが破壊された。
首都キーウ(キエフ)など他の地域でも停電が続いている。ロシアのプーチン大統領は8日、電力インフラへの攻撃について「われわれがやっている」と明言。「誰がクリミア橋を攻撃し、クルスク原発の送電線を爆破したのか」とウクライナの関与が疑われる事件を列挙し、報復攻撃だと正当化していた。
一方、ウクライナ南部ザポロジエ州のロシア側「行政府」幹部は10日、ザポロジエ原発が立地するエネルゴダールにウクライナ軍の砲撃があり、少なくとも15発が着弾したと説明した。原発への砲撃はなかった。同州メリトポリには米国が供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」で数発が撃ち込まれ、2人が死亡したと主張した。
ウクライナメディアは10日、ロシアが2014年に併合したクリミア半島の南東部フェオドシヤ付近のロシア軍施設で火災があり、2人が死亡したと伝えた。防空部隊の拠点とされる。ロシアが併合後に創設した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長は、半島の中心都市シンフェロポリで防空システムが作動したと明らかにした。
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