【バイセンハウス(ドイツ北部)=中西賢司、阿部真司】先進7か国(G7)外相会合が12日夜(日本時間13日未明)、ドイツ北部バイセンハウスで3日間の日程で始まった。初日はロシアの侵攻を受けるウクライナを結束して支援することを改めて確認した。ロシアに対し、追加制裁を含め経済・政治的な圧力を強化する方針でも一致した。
G7の外相会合はオンラインを含めて今年7回目となり、今回はウクライナ情勢に特化しない幅広い外交課題を本格的に協議する。米国は新型コロナウイルス検査で陽性が判明したブリンケン国務長官に代わり、ビクトリア・ヌーランド国務次官が代理で出席した。
12日は夕食会が開かれ、約2時間にわたりウクライナ情勢について意見を交わした。林外相はロシアの侵攻を改めて非難し、「核の使用はもちろん、威嚇も認めることはできない」と強調。国際的な核軍縮・不拡散体制の維持・強化に向けた連携もG7各国に求めた。
議長国ドイツのアンナレーナ・ベーアボック外相は12日、夕食会前の記者会見で、ロシアの黒海封鎖で農業国ウクライナからの穀物輸出が滞り、「2500万トンの穀物がウクライナの港、特にオデーサにとどまっている」と指摘。中東やアフリカで食糧危機が深まる恐れがあるとして、封鎖解除とウクライナからの輸出支援策を協議する考えを示した。
2日目はウクライナ外相に加え、ロシアの次の侵攻標的になることが懸念されるモルドバの外相を招き、両国への支援策などを協議する。インド太平洋の地域情勢と中国や北朝鮮への対応、食糧安全保障なども討議する。最終日の14日に気候変動や中東・アフリカ情勢を話し合い、共同声明を発表する見通しだ。
from 世界 - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/LoufQ7X
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "G7外相会合、ウクライナ支援確認…食料安保も議論へ - 読売新聞オンライン"
Post a Comment