<カーリング全農日本選手権:札幌協会7-6フォルフィウス>◇27日◇女子1次リーグ◇北海道北見市・アドヴィックス常呂カーリングホール
失意から希望へ-。
前回優勝のフォルティウスは1次リーグ最終戦で敗れたが、他チームの結果により4強入りが決まった。
敗戦後の記者会見で1次リーグ突破を告げられたスキップの吉村紗也香(30)は、「えっ、そうなんですか!? 初耳です…」と信じられない表情。「いまは感情いろいろだけれど、首の皮一枚つながったということで、切り替えて明日に準備したい」と話した。
1次リーグ最終戦を前に、自力での決勝トーナメント進出の可能性はなくなっていたフォルティウスは、2-4の第7エンド(E)に一挙3点を挙げて逆転。その後に連続得点を許して再びリードされたが、第10Eに追い付き延長へ。第11Eに最後はドローショットを決められて敗れ、通算4勝4敗となった。
試合前の時点でフォルティウスと勝敗が並んでいたSC軽井沢クラブはロコ・ソラーレに敗戦。4敗だったフィロシーク青森は富士急に逆転勝ちしたことで、3チームが4勝4敗で並んだ。
3チームの直接対決の結果は“三すくみ”。そのため1次リーグの各試合前に先攻後攻を決めるLSD(ラストストーンドロー)の数値を元に算出されるDSC(ドローショットチャレンジ)によって、フォルティウスが上位となった。
3チームのDSLはフォルティウス31・14センチ、フィロシーク青森36・73センチ、SC軽井沢クラブ42・89センチだった。
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