2022年09月21日00時04分
タス通信によると、ウクライナ東部ドンバス地方と南部ヘルソン、ザポロジエ両州の親ロシア派は20日、ロシアへの編入に向けた「住民投票」を23~27日に行うと、一斉に表明した。ロシアのプーチン大統領側近のトゥルチャク上院第1副議長は、通信アプリで「(南東部が)ロシアである事実を固定化するものだ」と強調した。
プーチン政権は2月のウクライナ侵攻開始直前、ドンバス地方を構成するドネツク、ルガンスク両州の二つの親ロ派「人民共和国」の独立を承認している。2014年の南部クリミア半島のように併合に踏み切れば、情勢は新たな局面を迎えることになる。
メドベージェフ前大統領は20日、通信アプリで「投票は(南東部の)住民の保護だけでなく、歴史的正義の回復にとって多大な意味を持つ」と主張。「住民投票を行い、ロシアの新たな領土とすれば、世界の地政学的変化は不可逆的なものになる」と指摘し、実施しなければならないと訴えた。
ウクライナ軍の反転攻勢でロシア軍の苦戦が伝えられる中、停戦交渉に応じる気配のないゼレンスキー政権をけん制しつつ「戦果」を急ぎたいプーチン氏の意向を踏まえたとみられる。ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、通信アプリで「子供や民間人としか戦えない者の幼稚な脅しだ」と一蹴し、プーチン政権が敗北におびえていると主張した。
from 世界 - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/vy5cmAD
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "親ロ派、23日から編入投票 南東部一帯、ウクライナけん制:時事ドットコム - 時事通信ニュース"
Post a Comment