
フィリピンのマルコス政権が取り組む米国、中国との間の「バランス外交」が苦境に陥っている。南シナ海で領有権を争う中国の攻撃的な行動が激化し、比国内で対中強硬論も高まっているためだ。南シナ海の問題は、中国も参加してインドネシアで開かれている東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議でも焦点になっている。マルコス政権は米国や周辺国との安全保障協力を拡大しており、経済面での良好な対中関係の維持も難しくなりつつある。
「南シナ海での中国の行動は、フィリピンにかつてないほどの困難をもたらしている」。8月末、比上院議会でオンティベロス議員はそう強調した。南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島にあり、フィリピンが実効支配するアユンギン(同セカンドトーマス)礁付近で8月5日、中国当局が比沿岸警備隊の船舶に放水砲を使用。オンティベロス氏はこの事案に触れ、南シナ海でフィリピンの支配を強めるための調査研究を政府に求めた。
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