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ウクライナ軍、無人機でロシア軍4基地を同時攻撃…長距離爆撃機3機損傷・操縦士ら7人死傷か - 読売新聞オンライン

 ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」などによると、ウクライナ軍は4日夜から5日未明にかけ、ロシア南部サラトフ州のエンゲルス空軍基地など四つの露軍基地に大規模な無人機攻撃を行った。同サイトはウクライナ軍関係者の話として、同基地で露軍の長距離戦略爆撃機「Tu(ツポレフ)95」3機を損傷させたと報じた。

 同基地はウクライナ攻撃の重要拠点で、航空機のパイロットを含めた7人が死傷したという。米政策研究機関「戦争研究所」は、同基地が昨年時点でTu95を約60機保有していたと指摘し、ウクライナによる攻撃が続けば露軍の能力が低下する可能性があると分析した。

 このほかにも、ウクライナ軍は露南部ロストフ州のモロゾフスク空軍基地も無人機で攻撃し、露軍機6機を破壊、8機に損傷を与え、兵士20人が死傷したという。南部クラスノダール地方エイスクと西部クルスク州クルスクの基地も攻撃した。4基地への同時攻撃は異例という。

 一方、ロイター通信によると、露軍は6日未明にウクライナ第2の都市ハルキウを無人機で攻撃し、住宅地などが被害を受け、6人が死亡、10人が負傷した。ウクライナのアンドリー・イェルマーク大統領府長官は4日、政治専門紙「ポリティコ」に対し、露軍が5月末か6月初めに新たな攻勢を始め、ハルキウが標的になる可能性が高いと指摘していた。

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