バイデン米大統領とマクロン仏大統領は、中国の経済慣行に対抗するため、より良い協力関係が必要だとの考えで一致した。両首脳間にはこの問題であつれきもある。
マクロン氏は8日、国賓待遇で迎えたバイデン氏とパリで、中国からの輸入品に対抗するために米国と欧州が取るべき行動について話し合った。
マクロン氏は「過剰生産能力を生み出す中国の潜在的に不公正な慣行について、私たちは同じ懸念を表明した」と記者団に語った。
バイデン氏はマクロン氏との共同記者会見でこの話題には触れなかったが、先にエリゼ宮(大統領府)の中庭で談笑中に、米国と欧州は国内投資について「協調」すべきだと述べた。
記者団によると、バイデン氏はマクロン氏に、中国の習近平国家主席との直近の対話ついて語り、習氏が中国の電気自動車(EV)に対する米国の輸入関税を批判したが、自身はこれを擁護したと語った。
バイデン氏が署名した米インフレ抑制法は、マクロン氏を含む欧州の指導者たちをいら立たせている。米国のクリーンエネルギーセクターを中国に対してより競争力のあるものにするために認められた何十億ドルもの補助金によって、欧州企業が不利になることを懸念している。
バイデン氏は8日「われわれはネット・ゼロへの移行を加速させるために協力している。(地球温暖化は)人類にとって存続の危機だ」と述べた。
バイデン氏は第2次世界大戦のDデイ上陸作戦から80周年を記念してフランスを訪問。ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻やトランプ前米大統領による孤立主義の台頭など、新たな脅威から民主主義を守る必要性について二つのスピーチを行った。
原題: Biden, Macron Seek Alignment on China Policy After Tensions (1)(抜粋)
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