
バイデン米大統領が、米国とイスラエルが作成しイスラム組織ハマスに提示したパレスチナ自治区ガザを巡る休戦案について、イスラエルのネタニヤフ首相(写真)の同意を求めることなく公表していたことが分かった。(2024年 ロイター/GIL COHEN-MAGEN)
[ワシントン 5日 ロイター] - バイデン米大統領が、米国とイスラエルが作成しイスラム組織ハマスに提示したパレスチナ自治区ガザを巡る休戦案について、イスラエルのネタニヤフ首相の同意を求めることなく公表していたことが分かった。事情に詳しい米関係者3人が明かした。
関係者によると、一方的に発表するという決定は、米国が友好国に対して講じる措置としては異例だが意図的なものであり、イスラエルやハマスが合意を避ける余地を狭めるという。
米政府高官は匿名で「われわれは休戦案を発表する許可を求めなかった」と指摘。「イスラエルに対し、ガザの状況について演説すると伝えたが、それがどのようなものなのか詳しくは話さなかった」とした。
テキサス大学オースティン校のジェレミー・スリ教授は、バイデン氏が休戦案について「イスラエルが提案した」と位置付けて発表したのは、停戦への期待を高め、ネタニヤフ首相に圧力をかける意図があったと分析。「バイデン氏はネタニヤフ氏に提案を受け入れさせようとしている」と語った。
一方、イスラエル当局者は、バイデン氏の発表はネタニヤフ氏に圧力をかけるための試みだったのかとの質問に対し、イスラエルによるハマス壊滅は誰も阻止できないと強調。「圧力をかけることでイスラエルが国益に反する行動を取るという考えは馬鹿げている。圧力をかけるのはハマスであるべきだ」とした。
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