2020年01月22日12時49分
【パリAFP=時事】フランスの海外領土では長年、物価高について住民から不満の声が上がっていた。だが先週、フランス本土から輸入されたオーガニックの鶏肉が1羽51ユーロ(約6200円)で販売されていることがツイッターの投稿で明らかになり、住民らの怒りが再熱している。(写真は資料写真)
この投稿をしたのはフランス領ギアナの議員ガブリエル・セルビル氏で、仏スーパーマーケットチェーン「スーパーU」が、カリブ海の仏特別自治体サンマルタンで販売していた鶏肉の写真を掲載し、激しく非難した。
この中で同氏は、「アンティル諸島の住民の20%、ギアナの住民の45%が、1か月420ユーロ(約5万1000円)未満で生活している」と指摘した。この投稿に対するリツイートは5000件に上った。
セルビル氏は昨年3月、フランスのエドアール・フィリップ首相に、「具体的な」インフレ対策の実施を要請する書簡を送ったが、「返事はなかった」ともツイートしている。
一方、スーパーUの広報担当者は鶏肉の値段は適切だとし、「なぜこの価格なのかということは単純に説明できる。オーガニックチキンは地元で生産されておらず、空輸されてくるからだ」と述べた。
さらに広報担当者は、「この鶏肉は本土では1キロ当たり10.75ユーロ(約1300円)で販売されているが、輸出した場合、輸送費が12ユーロ(約1500円)かかる」「このため2キロの鶏肉は、島に到着した時点で約45ユーロ(約5500円)となっており、税金と利益を上乗せすると51ユーロになる」と説明した。
仏国立機関の昨年7月の発表によると、仏海外領土の食品価格は本土価格を最大38%上回っているという。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕
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January 22, 2020 at 10:49AM
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鶏肉1羽が約6200円、長年の物価高に住民の怒り再熱 仏海外領土:時事ドットコム - 時事通信
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