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コロナ影響 異例の“肉余り” 苦肉...衝撃の価格で放出 - FNNプライムオンライン

国内

和牛の王様として知られる、三重県のブランド牛「松阪牛」。

表面をカリッと焼き上げた赤身肉をカットすれば、ピンク色の断面が。
最高の状態に仕上がったローストビーフ。

神奈川・平塚市で、創業から80年以上続く老舗精肉店「サイトウミート」の一番人気の商品。

しかも、定価5,250円のところ、オンラインストアでは30%オフの3,675円で販売している。

そのわけは...。

(株)サイトウミート 特販部・平田信部長「本来でしたら、定価で販売は一番望ましいんですが、やはりわれわれとしても、(お肉の)数をもっちゃってる以上は、それをどうにかしないといけないという。何%割引というのはやらざるを得ない」

ローストビーフだけではない。

肉のうまみがあふれるイベリコ豚のローストポークも、30%オフの1,820円。

コロナの影響で、飲食店に届くはずだった肉の行き先がなくなり、在庫をセール品としてさばいている状況。

倉庫内に残るイベリコ豚の在庫はおよそ10トン。
200ケースほどが積まれていた。

2020年6月末時点の牛肉、豚肉、鶏肉などをあわせた食肉の在庫は、2019年の同じ時期よりおよそ7トン多く、記録の残る1994年以降、過去最多となっている。

食肉業界にも及んでいるコロナ危機。

この肉余りを、大胆価格で解消しようとする焼き肉店があった。

焼肉酒場ともさんかく はなれ・関亜津志取締役「こちらが当店自慢の超ぜいたく焼肉セットです。通常2万円の価格ですが、半額の1万円で販売させていただいている」

千葉・柏市にある「焼肉酒場ともさんかく はなれ」では、ジューシーな特上牛タンに、大きくカットした特選ロース。

さらに、霜降りの特選カルビなど、黒毛和牛A5ランクの焼き肉セットを半額にして通信販売。

多い日には、200件の注文が入るとか。

焼肉酒場ともさんかく はなれ・関取締役「現在、和牛の消費量が過去最低といわれておりまして、できる限り和牛をたくさん売って、そういった問題を解決していければと」

また、テイクアウトできる焼き肉弁当も、お値打ち価格。

A5ランクの黒毛和牛を使ったハラミやカルビのお弁当を、1,000円で提供している。

こうした手だてで、仕入れ先の肉余りは解消。

しかし、消費者への還元を図ろうと、その後も半額サービスを続けている。

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"お肉" - Google ニュース
September 04, 2020 at 04:57PM
https://www.fnn.jp/articles/-/81421

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