[モスクワ 9日 ロイター] - ウクライナの首都キーウで8日、小児病院がミサイルにより損壊したことについて、ロシア大統領府(クレムリン)のぺスコフ報道官は9日、ロシアの攻撃ではなくウクライナのミサイル迎撃システムによるものと主張した。
ぺスコフ氏は定例会見で主張の根拠は示さず、「ロシア軍は民間人を標的とした攻撃は行わないと断言する」と述べた。
ウクライナ当局によると、8日のロシアのミサイル攻撃で少なくとも41人の民間人が死亡した。 もっと見る
ウクライナ保安庁は小児病院がロシアの巡航ミサイル「Kh─101カリブル」による攻撃を受けたとし、現場でシリアル番号の付いたミサイルの破片と誘導システムの一部が回収されたと発表した。
ぺスコフ氏はロシアが民間人を攻撃しないと言える理由は何かとの質問に対し、「ロシア国防省の声明を信じるよう勧める。同省は民間人を標的とした攻撃があったことを完全に否定し、(病院の被害について)落下した(ウクライナの)ミサイル迎撃システムに言及している」と述べた。
「われわれは民間人の標的を攻撃することはないと主張し続けている。攻撃は重要なインフラ施設や、ウクライナ政権の軍事力に何らかの形で関係している軍事目標に対して行われる」とした。
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