アメリカの上下両院の民主党は9日、首都ワシントンで秋の大統領選挙に向けた今後の対応についてそれぞれ会合を開きました。
このうち下院ではこれまで6人の民主党議員がバイデン大統領に対して公然と撤退を要求しています。
その1人、ドゲット議員は会合後、記者団に対し「バイデン大統領は遅れをとっている」と述べ、会合ではほかの候補者を立てるべきだと主張したことを明らかにしました。
一方で、取材に応じた複数の議員がバイデン大統領を支持すると答えました。
終了後に記者会見した民主党下院の幹部は、9日の会合は全員で一致した考えに至るためのものではなかったとした上で「現在、バイデン大統領が候補者だ。われわれは民主党の候補者を支持する」と強調しました。
民主党の議員が集まって上下両院でそれぞれ会合を行うのはテレビ討論会後、初めてで、注目されていましたが、党内の足並みの乱れは解消されず、バイデン大統領が引き続き党の信頼をつなぎ止められるかどうか関心を集めています。
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