昨年、農事組合法人 福栄組合(福岡県久留米市)の『はかた地どり(胸肉)』(届出番号:E283)が、認知機能をサポートする機能性表示食品として受理された。生鮮肉類では初となる。鶏胸肉の高付加価値化として鶏肉業界からも注目が集まっている。同組合・専務理事の中垣誠氏に開発経緯や今後の展開などについて話を聞いた。
―― 開発経緯は
一般的には、鶏肉は牛肉、豚肉と比べても出荷額ベースで低く抑えられているとともに、鶏肉でも特に胸肉はモモ肉と比べてもかなり安価に取引されている食肉になります。はかた地どりの高付加価値化を検討している中で、はかた地どりの胸肉に含まれるイミダゾールジペプチド(IDP)量は、飼養期間が85日と比較的短いにもかかわらず、全国各地の地どりと比べてもトップレベルの含量を誇っていることがわかりました。我々は、この胸肉IDPに着目し、その機能性を元にはかた地どりの高付加価値化を目指すことにしました。
―― 商品特長は
開発するにあたって、日々一般に食べながら健康を守れることは、画期的でないかと考え、生鮮食品として機能性表示食品の届出を考えました。
はかた地どりは、福栄組合の11農場で飼育しています。飼養方法・餌の改善などで、IDPの含量を増加させることができました。また、IDP含量の季節変動について、約2年間かけて解析した結果、IDPはほとんど季節変動を示さないということわかりました。さらに、IDPの調理(蒸し鶏、焼き鳥、唐揚げ)後変動を解析した結果、それぞれの調理を行っても大きくIDP値が減少するはありませんでした。
福岡県農林業総合試験場、九州大学及び福岡県バイオ産業拠点推進会議に支援して頂き、昨年念願の機能性表示食品として受理されました。機能性表示関与成分はアンセリン、カルノシン。表示内容は「加齢により衰えがちな認知機能の一部である、個人が経験した比較的新しい出来事に関する記憶をサポートする機能があることが報告されています」。
―― 今後の展開について
今年2月からは九州地域や東京の大手スーパーで販売がスタートしており、滑り出しは順調です。現在、生協にも商談を進めています。『はかた地どり(胸肉)』は、加齢に伴う認知機能をサポートできる有力な食品の1つになり、健康長寿の実現に寄与できると考えております。今後は、加工品への展開、あるいは、介護食・老人食への展開を想定して新商品を開発し、機能性表示食品の届出を行いたいです。
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April 24, 2020 at 11:48AM
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福栄組合、生鮮肉類初の機能性表示 高付加価値、鶏肉業界からも注目(健康産業新聞) - Yahoo!ニュース
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