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プーチン大統領演説【速報中】“来年の大統領選予定通り実施” - nhk.or.jp

ウクライナ侵攻を開始して以降初めてとなるロシアのプーチン大統領の年次教書演説がモスクワ中心部のクレムリン近くで、日本時間の21日午後6時ごろからおよそ2時間にわたって行われました。

演説は大統領が年に1度、議会や政府の代表を前に内政や外交の基本方針を示すもので、去年は、ウクライナ侵攻を続ける中で延期されたため、侵攻を開始して以降初めてとなります。

この中でプーチン大統領は軍事侵攻について改めて正当化するとともに、今後も侵攻を続ける姿勢を強調しました。さらにアメリカとの核軍縮条約「新START」について「脱退はしないが、参加を一時停止する」と述べ、核軍縮条約の履行についてロシア側は一時的に停止すると一方的に主張し、アメリカを強くけん制しました。

《プーチン大統領発言概要》

「ウクライナは西側諸国に隷属し戦争準備」

プーチン大統領は、日本時間の午後6時ごろから始まった年次教書演説で「ウクライナのネオナチ政権からの脅威を排除するため特別軍事作戦を一歩一歩、慎重に進め、直面している課題を着実に解決していく」と述べました。

そのうえで「ロシアは平和的な手段でウクライナの危機を解決するためあらゆることをしたが、その裏では完全に異なるシナリオが準備されていた。ウクライナは西側諸国に隷属し戦争の準備をしていた。私たちはそれを止めようとした」と述べウクライナ侵攻を改めて正当化しました。

「この演説をロシアにとって困難な時に行っている」

プーチン大統領は「私はこの演説を、ロシアにとって困難な時に行っている。それは世界中で根本的に不可逆的な変化の時期で、ロシアと人々の未来を決める最も重要な歴史的なできごとでもある」と述べました。

軍事侵攻継続する姿勢を強調

さらに「欧米諸国はウクライナでの紛争を世界的な対立に変えようとしている。ただ、彼らは戦場でロシアを負かすことは不可能だと理解すべきだ」と述べ軍事侵攻を継続する姿勢を強調しました。

“軍事作戦参加者も招待”

ロシア大統領府によりますと、会場にはウクライナでの軍事作戦に参加している人も招待されたということです。また会場では、プーチン政権の主要閣僚や、ウクライナ東部の親ロシア派の指導者プシリン氏などの姿もみられました。集まった人たちは、時折拍手を交えながら、演説を耳を傾けています。

前回の演説は1時間超

ロシアの国営メディアによりますと、前回、おととし4月の演説はおよそ1時間20分間行われたということです。

“西側諸国がしかけた戦い何も達成されず”欧米側をけん制

「西側諸国は、われわれに対して軍事面や情報面だけでなく、経済面でも戦いをしかけているが何も達成されなかった。ロシアの経済と統治システムは西側諸国が信じているよりもはるかに強力なことが判明した」と述べ、ロシアへの経済制裁を強める欧米側をけん制しました。

自国の核戦力を誇示

「ロシアの核抑止力は91%以上で最新の兵器を装備している。このレベルをロシア軍の全体に拡大する必要がある。ロシア軍の兵器の威力は海外の兵器よりも大きいものだ」と述べ、ロシアの核戦力を誇示しウクライナへの軍事支援を続ける欧米側を強くけん制しました。

来年の大統領選実施を明言

「ことし9月の統一地方選挙と2024年の大統領選挙はすべての民主的および憲法上の手続きに従い、法律に厳密に従って行われる」と述べました。プーチン大統領自身が立候補するかなどは明らかにしませんでしたが、軍事侵攻を続けるなかでも来年の大統領選挙は予定通り実施されると明言しました。

アメリカとの核軍縮条約「参加を一時停止」

そしてアメリカとの核軍縮条約「新START」について「脱退はしないが、参加を一時停止する」と述べ、核軍縮条約の履行についてロシア側は一時的に停止すると一方的に主張し、アメリカを強くけん制しました。

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