時事通信 外信部配信
【ワシントン時事】バイデン米大統領の次男ハンター・バイデン氏(54)が薬物依存を隠して銃を不法に購入・所持したとして、東部デラウェア州連邦地裁の陪審は11日、有罪評決を言い渡した。現職大統領の子が有罪となるのは初めて。11月の選挙でバイデン氏と再び対決するトランプ前大統領は5月、大統領経験者として初めて有罪評決を受けた。両陣営がともに「すねに傷」を負った格好で、選挙戦の行方に影響しそうだ。
バイデン氏は評決直後に登壇した銃規制関連イベントでの演説で、ハンター氏には言及しなかった。ただ、声明で「結果を受け入れる」と述べ、息子に恩赦を与えない考えを改めて示した。また、ハンター氏が控訴を検討しているとも明かした。
評決によると、ハンター氏は2018年10月、薬物依存を申告せずに銃を不法に購入し、所持した。計3件の罪で起訴され、いずれも有罪と判断された。
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