米南部テキサス州ユバルディの小学校で24日昼、児童らが銃で撃たれる事件があった。米メディアは州当局の発表として、児童18人を含む20人が殺害されたと報じた。アボット州知事によると、容疑者は地元の18歳の男で、現場で死亡したという。
アボット氏によると、男は車で学校を訪れ、拳銃を持って校内に入った。ライフルも所持していた可能性があるという。現場に駆けつけた警察官が容疑者の男を撃って死亡させたとみられ、警察官も2人が撃たれたが、けがはないという。容疑者の動機については、捜査中としている。
CNNのインタビューに応じた同州のグティエレス上院議員は、捜査当局から受けた説明として、容疑者の男は18歳の誕生日に、殺傷能力の高いアサルトライフル(突撃銃)を購入したと説明した。CNNはまた、男が学校で事件を起こす前に、祖母にも発砲したと報じた。
警察によると、事件は午前11時半ごろに発生。容疑者の単独犯とみられるという。警察は被害者について「複数が負傷し、複数が死亡した」とだけ述べた。地元の病院はフェイスブックで「13人の子どもを受け入れた。病院に到着した2人が死亡した」としている。
ユバルディは、同州で2番目に人口の多い都市サンアントニオから、西に約130キロ。メキシコとの国境までは90キロほどで、車で1時間半ほどで着く。人口は約1万6千人で、ヒスパニックが7割ほどを占める。AP通信によると、事件があった「ロブ小学校」には約600人の児童が在籍しているという。(ニューヨーク=藤原学思)
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